どうにもCDプレーヤーの音がしっくりこない。
ただもうCDプレーヤーを主体に音楽を聴くこともないので、最低限の投資で変化を狙って購入したのが「KOJO Medusa P」の 電源ケーブル(KS-0P)です。
私のシステムはプリアンプがONKYOのR-N855、CDプレーヤーがDENONのDCD-1500RE、パワーアンプは中華ブランドFX-AUDIOのFX-98Eになります。
今回の電源ケーブルはCDプレーヤ―に使用。
DCD-1500REは押し出し感があり中低域はよく出るのですが、音のまとまりがイマイチなのと、音の出方が雑なのでその点の解消を試みます。
KOJO Medusa(メドゥーサ)の音質
詳しい説明は、メーカーさんの商品詳細を見てもらうとして、
http://kojo-seiko.co.jp/pdf/KS-0_0P_MP.pdf
メーカーさんがいうこのモデルの特徴は、
「中低域の明るさ、鮮明さ、スピード感」
とのこと。鮮明さとスピード感は分かる。
解像度が上がり、音の分離がよくなって、スピードも上がった。というよりもたつきがなくなりました。
音のまとまりも良くなりました。
ただ「中低域の明るさ」っていうのは物は言いようで、中低域がハイ上がりになりました。
つまり現代的な、ハイレゾを意識したような音作りです。
アナログ的な音の方が好みな自分としては、全体的に見るとプラスマイナスゼロなケーブルでした。
ただエレクトロ系の音源は、軒並み良くなりましたね。オーテクやオンキョー系の音が好きな人には合うかもしれません。
右がKOJOのケーブルで、左は一般的な電源ケーブル。
オーディオ用の別売りの電源ケーブルとしては、細めで柔らかい。
とはいえ、それなりの太さはありますが押し出しが強いパワー系ではないです。
同価格帯でアナログ的な音が好きなら
アナログ的な音が好きな方には、LUXMANの電源ケーブルがおすすめです。
アンプにLUXMANのJPA-10000(現在ディスコン)という、5,000円程度の電源ケーブルを使用しているのですが、デジタル臭が取れる柔らかい雰囲気系の音質で、中低域が豊か。
一般的なケーブルに比べて解像度も落ちません。
左がLUXMAN、右がKOJOです。
CDプレーヤ―に使うと若干スピード感が落ちるので、今回はKOJOを選びましたがJPA-10000の後継となる「JPA-10000i」が発売され、この製品は恐らく現代的な方向にある程度振った商品だと思うので、雰囲気を残しつつ解像度を上げてくれるケーブルだと思います。