中華製アンプで有名なFX AUDIO。
私は中華アンプ初心者ですが、既存のシステムの出力不足解消のために「FX-98E」というパワーアンプを購入してみました。
結論からいうとコスパ最強。素直に出力パワーを上げてくれました。
FX AUDIO「FX-98E」の特徴
ST Microelectronics製 「TDA7498E」デジタルアンプICを搭載。
私はオーディオマニアではないのでパーツに詳しくありませんが、「TDA7498E」は評判の良いデンタルアンプIC(集積回路)で、素直に音を増幅してくれるもののようです。
出力は160W×2chとパワーもあります。価格は5,980円です。
これまでのシステム
アンプはONKYOの「R-N855(S)」、SANSUI「AU-D 707X DICADE」を単体、もしくは双方を繋げて使用していました。
サンスイ名機のひとつ称される「SANSUI AU-D 707X Dicade」。詳細はオーディオヘリテージさんを見て頂くとして、サンスイトーンとして知られるAU-Dシリーズの最終期に導入されたXバランスを使用したアンプで、特にDic[…]
普段のメイン音源がスマホからのBluetoothなので「R-N855(S)」で受信して、それをサンスイのアンプを通して鳴らすのが主な使い方です。
アナログ系の音源の場合は、サンスイで直接増幅するといった感じです。
問題点
ONKYOの「R-N855(S)」単体だと音が細く、デジタル臭が強い。
SANSUI「AU-D 707X DICADE」を通しと腰が重く、軽快さが出ない。
この2点が今回解消したかった点です。
アナログ音源だけを聴いていた時は、サンスイの腰の重さを小型スピーカーを併用して解消していたのですが、スマホからの音源がどうにも弱弱しく上手く鳴らないのです。
FX AUDIO「FX-98E」導入
接続方法はこうしました。サンスイのアンプは故障気味なので、システムから外しました。
音の傾向
素直に音を増幅してくれていて、癖がないです。「ONKYOのR-N855(S)」のデジタル臭さも消えて、全体的に出力アップ。
鳴りにくいスピーカー「SANSUI SP-100i」を籠りなく鳴らしてくれるのは凄いの一言。
本当に小さなパワーアンプなのに、効果は絶大です。
ちなみにSANSUI「AU-D 707X DICADE」を通しても聴いてみましたが、サンスイトーンが残りつつもパワーアップという点では変わらない。
ただ若干の腰の重さが残りつつ、サンスイの旨味が減少するので、それなら全ジャンルを上手く鳴らしてくれる「FX-AUDIO- FX-98E」をメインのアンプにしようと決めました。
「FX-AUDIO- FX-98E」良くない点
小さ過ぎることぐらいでしょうか。
スピーカー端子がバナナプラグの場合は良いですが、ピンプラグだと下駄を履かせてあげないと高さが足りません。
あと機体が軽いので、すぐに動いてしまいます。僕は使っていないインシュレーターでサンドイッチしています。
総評
もちろん特定のジャンルではサンスイに負けるところはありますし、それなりのクラスのアンプを使っている方であれば味気なさは感じるかもしれません。
ただ5,980円でこれだけ鳴るなら、音質的には文句が付けられないです。
(電源を少し良いものにしたので、プラス3,000円ほどかかっていますが)