アジア音楽をインスパイアしたミュージシャンは多くなってきましたが、最近お気に入りなのが「YIN YIN(インイン)」。
東南アジアや東アジアの音楽を取り入れたファンク・ディスコサウンドは踊れるし、かけ流しておいても心地がいい。バランス感覚が凄くいいんです。
まずは彼らの出世作でもある「Dis ko Dis ko」。タイ語のイントロから始まる、ファンク・ディスコチューンです。
YIN YIN(イン イン)
YIN YIN(インイン)は、オランダのマーストリヒト出身。60年代から70年代の東アジアの音楽の影響を受け、サイケデリック、ファンク、ディスコ音楽に展開したジャンルレスなバンドです。
欧米のミュージシャンがアジア音楽をベースにすることも珍しくなくなっている昨今。2019年にはタイ・ファンクをルーツに持つアメリカのバンド「KHRUANGBIN(クルアンビン)」がフジロックに出演し、日本でも人気となりました。
また同じフジロックの会場では、タイの東北地方の音楽であるモーラムをダンスミュージックに昇華されたバンド「Paradice Bangkok Molam International」も出演しています。
そういった数々のアジア音楽をベースにしたバンドの中で、僕がYIN YIN(インイン)を推す理由はバランス。土臭さと曲の展開の良さ、ストレートなグルーブ感に1番パッションを感じるバンドだからです。
僕が一番好きな曲「One Inch Punch」。イントロがとにかくイイ。LindstormやAltzを彷彿とさせます。
こちらの曲はアイヌの楽器「ムックリ」を使っていると思われます。
2019年にリリースした「THE RABBIT THAT HUNTS TIGERS」は名盤だと思います。まずは1度聴き流してみてください。