Ricoh GR3x 40mmの是非は?作例と購入した理由

未だフィルムカメラをメインに使っていますが、フィルムの継続的な価格高騰、高感度フィルムの製造停止を受け流石にデジカメに手を出さざる終えない状況になり選んだカメラは「GR3X」

これまでデジカメを使ったことがない訳ではないですが、特定の撮影シーンにおいてデジカメを主にしようと思ったのは初めてです。

このカメラを選んだ理由と、一番気になる40mmの画角にフォーカスして個人的な意見を述べたいと思います。

Ricoh GR3xを選んだ理由

GR3xというよりGRを選んだ理由がほどんどですが、順を追って書かせてもらればと。。

パンツの後ろポケットに入る

これがなければコンデジとして僕の選択に入りません。

フィルムのGRに比べると厚みがありますが、タイトなパンツでなければ収納できます。

バッグに入れるなら別の機種を選ぶでしょう。GRシリーズの画質の優位性はそこまで感じてないんですよね。。

描写が良い(と思う)

28mmも含めGR3の作例を見ていると、やっぱりGRらしさは感じます。

フィルム時代のようなわかりやすい「GRらしさ」は感じませんが、キレがある描写はGRならではないでしょうか。

FUJIFILMの丸みを帯びた、こってりフィルターな描写が好みでない方は、自然なGRが良いと思います。

またAPC-Sサイズのセンサーで、小型のカメラの中では一番良い(ライバル機あまりないですが)。

結局のところ「本体サイズ×センサーサイズ」のバランスというところを考えると、1択になってしまうんですよね。

焦点距離40mmの是非

なぜ28mmではなく、40mmを選んだのか?

使用用途

これが40mmを選んだ大きな理由なのですが、記録写真がいらないと思ったことです。

街中でなんでも撮るなら35mm、自然や建築物も含めた旅用カメラなら24mmが一番いいと思うのですが、本格的な旅をする予定なし。

街中のスナップも同じ土地に住んでいる以上、写真が撮りやすかった昔を超えられないと感じていて・・・、それに伴いモチベーションもなくなっている。

更に自分的に記録写真はスマホで十分と感じています。

結果辿り着いた使用用途は、スマホがまだまだ苦手な夜の写真で記録っぽくないもの。

というところで、「28mmは広角すぎる。飲みに行くときにポケットに入れられる」。という条件で必然的にGR3xとなった訳です。

40mmの汎用性について

正直なところ、汎用性は低いです。

カメラ1台持って歩いていると、記録写真的なものもGR3xで撮ろうと思うのですが、やっぱり引く必要があります。

作品を撮る気で持ち歩いていればそれも苦にならないのですが、気軽なスナップという気持ちでいるとかなり面倒。

結果、スマホとGR3xを交互に使うので、中々ストレスになります。

例えばあっと思ってGR3xで撮影しようと思ったら、気持ち狭い。

じゃあ2歩下がってとなるのですが、街歩きの途中だと割と引きづらい。あと人が居ると不自然な動きをすると感づかれてしまうんですよね。

同じ位置からスマホのデフォルト(28mm)で撮影。

比較してしまうとスマホ写真のクオリティの低さが顕著になりますが(一応ライカレンズを積んだHuawei p30 proです)、これをトリミングするのが記録用写真の強みかなと思います。

では「GR3と2台持ちしたら?」という意見が聞こえてきそうですが、バッグなしで出掛けたいからGRを選んでいるのに2台もカメラを持つなんて考えられません。

財布とスマホとGR3xで、ポケットに余裕ないですし、GRといえども2台持つとそれなりに重いです。

作品を撮ると決めたらもちろん、2台持ちしますし、そもそもフルサイズでがんばります。あくまで気軽なスナップで残して置きたいレベルの写真を撮る。というところに焦点を置いています。

稼働率

ということで購入以降稼働率低め。まあこれは焦点距離うんぬんというより、コロナ禍で街に活気がないという点が大きいのですが。

GR3xの作例

あれこれ言う前に作例だろ。ということで、試写的に撮った写真で特徴を見ていきたいと思います。

まずは広角で撮りたい街の風景。記録的に残すなら28mmでしょうが、40mmだとやや中半端感があります。

28mmだと広すぎるかもしれませんが、40mmもまた微妙。やはり街の風景は35mmがいいかな。

画角はやや中途半端。28mmで撮るならもう一歩踏み込んで撮っていると思います。

それ以上に気になるのはボケ。Pオートで撮影していたので開放気味になっていたと思うのですが、絞りを気にする必要があります。

これはボケが活きたパターン。28mmだと結構寄らないといけない画角ですが、40mmだと適当に撮っても人に対しての距離が稼げます。

隠し撮りの際に距離が稼げるのは最大の利点です。

これも40mmじゃないと不自然に近づく必要があるので、楽できますね。

GR3x 夜の描写(高感度)

大体ISO3200~6400で撮影。

屋台でご飯を食べながらパシャリ。中途半端ですが、人にフォーカスできるのはいい。

暗部は若干ノイズが出ますが、なかなか良い感じです。

GR3xの良い点

40mmという画角に慣れないせいもありやや否定がちにGR3xを語りましたが、28mmとどちらが良いかと問われれば絶対的に40mm。

きれいな記録写真より、残したいと思う1枚が増える方が良い。記録用写真って結局見返さないから。

ということで、改めて良い点をまとめます。

寄れる

僕が撮りたいのはやっぱり人。街中で28mmで寄るのは中々難しい。

風景の中に人を入れたものでも、28mmの写真はやっぱりこれって1枚になりにくい。

70点の写真を量産するなら28mmになりますが、90点の写真を狙うなら40mmってところでしょうか。

ボケる

ボケに頼る写真はあまり好きではないのですが、40mmのボケは割と自然で好印象。

この点は想像よりかなり良かったです。

開放に近い時のフォーカス点がきれい

人も物もそうですが、ボケがキレイというより、ボケている写真のフォーカスが合っている点がキレイ。

風景などは「まあこんなものか・・・」と思ったのですが、この点はかなり想像を上回ってきました。

 

ただ本音をいえば、50mm~60mmぐらい寄れる方が良かった。

コンデジサイズのカメラで被写体まで距離があると、撮られていると気付かれにくい。でも実はフォーカス合わせてます。みたいなことができれば最強のスナップシューターなんですけどね。
(50mmクロップで撮ればいいだけなんですが)

それぐらい街中で写真撮るのが難しくなっている気がしますし、28mmとの差別化が明確なので、がんばって2台持ちしようかなという気にもなりそうです。

 

 

▼記録用も含め楽しむ方は28mmをどうぞ。

 

 

ライバル機

同時に検討した機種を紹介しておきます。

FUJIFILM X100V

フジの描写はあまり好みではないのですが、この35mm単焦点の描写は割といいなと思います。

更に汎用性を考えると35mmは魅力的でした。サイズがネックで見送りです。

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サイバーショット DSC-RX100M7

サイズ的には合格。ただセンサーが1.0型。でもレンズはカールツァイス。更にズームあり。

作品的な写真という点ではGR3xなんですけど、汎用性が圧倒的に違うので結構悩みました。

今回夜の撮影をメインに考えていて、酔っ払っていたり、海外旅行に行っている場合ズーム機の方が良い写真が量産できそうな気がして。。。

「そもそも作品的な写真をデジタルで撮るの?」と自問しつつ、ズームの長さがあまりに普及機臭いのが嫌になり却下。28-50mm F2.8通しならこちらにしたかもしれません。動画も気軽に撮れそうですし。

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SONY VLOGCAM ZV-E10

当初の本命はこれでした。そもそも「デジカメで静止画を作品的に撮る必要あるのかなー」と思っていたので、センサーがAPC-Sサイズで、動画に特化したカメラが本命なのかなと。

静止画はスマホ。作品的なものはフィルム。動画をダラダラとでも残していくのが記録用としては主軸になるだろう。今でもそう思ってます。

たまにしか見ない記録写真より、たまにしか観ないビデオの方が価値がある気がします。ただビデオの評判があまりよろしくなかったので、却下。動画もスマホで良いかと思い返しました。